vol.32 解放感と心のゆとりをもたらす、吹き抜けの明るい空間演出【事例紹介あり】

注文住宅のイロハ

注文住宅を計画される際、玄関やリビングなどを開放感のある吹き抜けにしたい。と考える方は多いのではないでしょうか。吹き抜けは室内を一層広々と感じさせ、空間をより魅力的に演出してくれます。そんな吹き抜けならではの特徴を活かした空間演出の方法を、

事例と共にご紹介します。理想のマイホームデザインを考えるうえで是非参考にしてみて下さい。

 

玄関に吹き抜けを用いた事例-横浜市M様邸-

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施工事例

玄関に吹き抜けを用いることの最大のメリットは、家に入った瞬間に印象的な空間を演出できることです。高所に設置された窓から入る陽の光が、明るく開放的なスペースを彩ります。北側の薄暗くなりがちな玄関には特におすすめです。また、玄関面積が狭かったとしても、吹き抜けにすることで、その狭さを緩和し、広く見せる効果もあります。

 

玄関部分を吹き抜けにする際の注意点は、プライバシー確保と掃除対策です。例えば開放的な玄関先から上下階の室内の様子が伺えないように、ドアの開き勝手や位置を工夫すると良いでしょう。また、多くの玄関吹きぬけは2階の廊下から見下ろす設計が多いので、玄関収納の上部のホコリだまりが2階の廊下から丸見えになる事が多く、掃除もしづらい箇所になるので、なるべく背の高い置き型収納は避けた方が良いでしょう。

 

吹き抜けの天井高を活かした事例-町田市S様邸-

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施工事例

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施工事例

 

リビングの一角に設けた書斎コーナーをステップフロアにし、上部を階段とともに吹き抜けにする事でリビング・書斎・階段全体が明るく開放的になります。

 

また、リビングより高い位置にある書斎コーナーはリビングにいる家族と目線がずれるため、作業に集中できる程よい個室感があります。お子様の勉強コーナーとしても最適です。

 

リビングに吹き抜けを用いた事例2-横浜市 I様邸-

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施工事例

光と開放感にとことんこだわった吹き抜けで、大きな窓から1階のリビングにたくさんの光を取り込めるつくりになっています。また白で統一した内装のうえ、階段の袖壁もガラスにすることでより広がりのある空間を実現しています。

 

ただし、リビングに吹き抜けを用いる際の注意点として、冷暖房効率の悪さが挙げられます。特にご家族で長い時間を過ごすリビングですから、暑さ寒さ対策はしっかりと行わないと、無駄に光熱費がかかってしまうことにもつながります。そこで空調に合わせてシーリングファンを取り入れてうまく空気を循環させることをおすすめします。また大きな吹き抜けの場合、窓や外壁の断熱性能も少しグレードアップしておくと安心です。

 

リビングに吹き抜けを用いた事例3-横浜市K様邸-

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施工事例

K様邸では壁面タイルを高く伸びる吹き抜け天井まで使用することで、開放感ある空間とともに高級感をも演出したつくりになっています。

また、リビングを吹き抜けにした際、照明をどこに設置するかで、雰囲気は大きく変わります。

電球の交換やメンテナンスを考えると、吹抜けには天井付けの照明はかなり高所になるので向いていません。ブラケット(壁付)照明や間接照明を効果的に使用することで、居心地のよい空間をつくり出すと共に夜間はまた一味違う雰囲気が楽しめます。

 

 

キッチンに吹き抜けを用いた事例3-横浜市N様邸-

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施工事例

階段回りとキッチンを吹き抜けにすることで、暗くなりがちなキッチンに十分な光が取り込まれ、気持ちの良いクッキングタイムを演出してくれます。また2階からキッチンが見えることで、料理の香りを感じて、或いはキッチンで料理をする家族の気配を感じながら2階で過ごせるため、家族のつながりをより強く感じることができるつくりになっています。注意点としては、料理によっては匂いが問題となる場合もあるため、開閉できる窓を吹き抜け高所に複数設置し、効率よく換気できるように工夫しましょう。

 

事例を参考に吹き抜けを活用して快適なマイホームを!

ドラマや映画に出てくるような吹き抜けのある家に憧れて、自分がマイホームを持つときはぜひ取り入れたいと思う方は多いでしょう。しかし実際にマイホームを建てる際には、イメージだけでなく、多くの施工事例を見たり、専門家に相談したりすることで現実的なメリット、デメリットも含めしっかりと検討することが重要です。

 

今回ご紹介した事例は注文住宅施工事例から、家全体の写真とともにご覧いただけます。他にも多くの施工事例がありますので、参考になさってください。横浜、町田エリアで吹き抜けのある注文住宅をご検討中という方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問合わせください。

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