vol.20 愛犬、愛猫家のための注文住宅ガイド~ペットのために考えるべきこと~

ワンランク上の暮らしを

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マイホームを新築したら犬や猫などペットと暮らしたいと考えている方や、すでにペットがいるご家庭の場合は、より快適な共同生活を送りたいといった希望をお持ちの方は多いのではないでしょうか。しかし人もペットもストレスフリーで暮らしていくためには、玄関や寝室、カーテンボックスや水回り、空気の取り入れ口やバルコニーの設計など、細かなポイントに気をくばることが重要です。そこで今回は、ペットと快適に暮らすためのポイントを中心にご紹介します。

 

案外気づかない家の中の危険な場所

ペットと暮らすうえで最も気をつけなければいけないのは安全性です。人には何でもないことであっても、ペットには非常に危険ということは、実は家の中に多々存在します。特に気をつけたいのは次の通りです。

 

■玄関・バルコニー

玄関を開けたと同時に外に飛び出してしまい、交通事故に遭うといったことを避けるため、ペットがよくいるリビングやダイニングなどと玄関を一直線にしない間取りにします。それが難しい場合は、玄関→道路に一直線で出られないよう、外構計画を工夫してみましょう。 また、バルコニーに設けたスリットなども、小型犬や猫の頭が挟まってしまったり、落下してしまったりという事故もあるため、小さくても隙間がある場合にはメッシュ状の網を取付けるなどの工夫をしてみましょう。

■階段

猫にとって階段で遊ぶことはストレス解消にもなりますが、老犬の場合、階段を踏み外すこともよくあります。犬を飼われている場合はできるだけ1階だけで生活できるようにしたうえで、ペットフェンスを使って2階へ行かないようにします。また、犬は床が滑ると脱臼の可能性が高くなりますので、滑りにくい階段や床材を選択すると良いでしょう。

■庭

あまり知られていませんが、チューリップやポトス、アジサイなどの植物は犬や猫が口にすると非常に危険です。ペットを飼われる場合、家の中の観葉植物も含め、ペットにとって危険な植物がないかどうかしっかりと確認しましょう。また、キッチンではネギ類が犬や猫にとっては毒となりますので、出しっぱなしにしないよう気をつけて下さい。

ペットとのストレスフリーな生活を実現するポイント

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ペットを飼われている方にとって、ペットは家族同然です。しかし家族だからといって人と同じように接することが互いに快適な状態かといえば、そうではありません。当然ですが犬や猫は人とは違う習性があるため、それを理解し配慮することがペットにとってのストレス対策になります。具体的なポイントは次の通りです。

■犬の場合

室内犬は小型・大型犬に関わらず、家の中で放し飼いをしていれば散歩の必要はないということはありません。室内犬であっても週に何日かは外に散歩に連れて行かなくては運動不足になります。そこでポイントとなるのが散歩から帰ってきた際の家の中の動線です。まず玄関で犬の足を拭きたい場合は、少し広めの玄関設計を依頼しましょう。その際は設計士になぜ広くしたいのか、やりたいことのイメージを具体的に伝えることで、より良い提案がもらえるはずです。また玄関の近くに浴室やトイレが近いと、汚物処理やケアがしやすくなるでしょう。

また、屋外で散歩後のケアをする場合は、かがまずにペットのケアができる台が付いたペットシンクや、屋外用シャワー水栓が付いた立水栓なども販売されています。お湯を使いたい場合は配管が必要になるため、初期段階で建築会社に相談しておきましょう。

■猫の場合

猫は基本的に家の中だけで生活するため、室内でも十分な運動ができるような工夫が必要です。猫はできるだけ段差など高低差がある場所をつくってあげることがポイントになります。階段もよいですが、それ以外でもカーテンボックスを兼ねたキャットウォーク等を取り入れれば、インテリアとしても楽しめます。(ボックスが落下しないように施工してもらって下さい)

 

2×4住宅はペットとの生活に最適

安全性の確保、ストレス対策に次いで重要なポイントは、空調管理です。犬や猫は人以上に温度の変化に敏感です。人にとって快適な温度であっても犬や猫にしてみたら冷えすぎであったり、暑すぎであったりすることもあり得ます。

 

犬も猫も種類や年齢にもよりますが、犬であれば22~23度、猫であれば21度~28度が快適に過ごせる温度と言われています。また犬、猫ともに湿度は50~60%程度が良いと言われています。これらの温度、湿度を常に意識してあげることが重要ですが、人間同様、断熱性の高い住宅はペットにとっても快適な住環境です。

 

2×4住宅は高気密高断熱が特長で、季節を問わず快適な室内空間を実現します。人とペットが快適に過ごすための環境をつくるには最適な工法といえるでしょう。

 

周辺環境も考慮したうえでの土地選びを

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ペットと快適な暮らしをするためには、周辺環境も考慮する必要があります。となり近所にペットを飼っている家が多ければ、多少の騒音も許されますが、そうでない場合は鳴き声などでクレームが入る可能性が高まります。その場合室内犬を飼う場合には、防音性の高い窓の採用なども考慮しましょう。 また、周囲にペット同伴で入れるお店があるか、犬が安全に散歩できるルートがあるかなどのチェックもしておくことをおすすめします。

 

ペットと共に快適に暮らす家をつくるには、犬や猫それぞれの習性に配慮した家づくりが求められます。横浜、町田エリアでペットとともに楽しく暮らす注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問合わせ下さい。

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