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vol.15 子供部屋の間取りとレイアウトの賢い考え方
家族にやさしい家づくり
新築で間取りを考える際に、子供が一人であれば子供部屋の考え方はシンプルですが、二人以上となると話が違います。狭くても一人一部屋ずつ用意するか、小さい時は広い共有部屋にして将来分けるか、悩みどころが多くなります。そこで今回は、子供部屋の間取りと家具のレイアウトについてどんな方法があるのかご紹介します。
一人部屋を用意する場合
まず広さについてですが、子供部屋の使用目的を第一に考えると必然的に最適な広さが決まってきます。例えば、これまでは勉強は子供部屋で一人きりで集中して行ったほうが、効率が良いと言われてきました。しかしあるテレビ番組の調査で、東大生の48.6%がリビングで勉強していたという結果が出たこともあり、小学校まではリビングなど家族が一緒にいる場所で勉強したほうが、成績が上がるというのが最近の小さなお子様を持つ家庭の新常識となっています。それに賛同する場合には、勉強机、シングルベッド、本棚が置ける最低限の広さである4.5帖程度がオススメです。しかし成長し、高校、大学と多くの時間をその部屋で過ごすと考えると、全体的な建物の大きさに対して占める子供部屋の広さに問題がなければ、少しゆったりした6帖程度の広さで、自室での活動を促すのも子供の自立心を養う意味で大事だといえます。 お子様の性格に合った大きさを準備してあげるのが良いと思います。
子供が2人以上で、大きな一部屋をシェアする場合
次に子供が二人以上いる場合は、子供のプライベートな時間について考えてみましょう。子供は成長します。成長の過程で一人になる時間が大事なのは多くの親御さんも経験済みです。一人っ子の場合は子供部屋に行けば一人になれますが、兄弟(姉妹)がいる場合は、子供部屋が一つしかなければ一人になることはできません。そこでポイントは一つの部屋を共有するにしても、プライベートスペースを上手につくってあげることです。
レイアウトのポイントはベッドの配置です。小学校低学年位までは2つ並べて設置する。少し大きくなってきたら両方のベッドを頭合わせにして縦に配置し、互いのプライベートなスペースを分ける。もう少し成長したら部屋の端と端に配置して中央で仕切れるようにするなど、年齢に合わせてベッドのレイアウトを変えることで一つの部屋でも色々な使い方ができます。
部屋を仕切る簡易的な方法としては、本棚や可動式収納など背の高い家具を仕切り替わりにしたり、その時の状況によって可変性をもたせたい場合には、部屋の中央にロールスクリーンを設置することも、容易に仕切ったり開放することができるのでおすすめです。
将来のリフォームまで考えた設計を
子供はあっという間に成長します。小さい頃であれば仲良く一つの部屋で問題ありませんが、性別が違う場合には特に、思春期までには自室を用意できると良いと思います。
そこで将来的に共有部屋を簡単に2つに分けられるよう、新築時から仕切り部分を引き戸で仕切る。または後から部屋を壁で分断したい場合は、初めから入口ドアを必要な数だけ用意し、部屋を分断した時の家具のレイアウトをイメージして、窓の位置、照明や付随するスイッチ、コンセントの位置を新築時に考慮しておくことで、リフォーム時のコストや不都合を大幅に抑えることができます。横浜、町田エリアでお子様の成長に合わせた快適な住まいつくり注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問い合わせ下さい。