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マルビシコラム

これから家を建てる、又はより良い家にしたいと考えられている方にお役だて頂ける知識や情報を発信しているページです。
インテリアや照明計画のコツから、お金や土地のことまで、幅広い内容をコラムでご紹介しておりますので、ご興味のある分野をぜひご参照下さい。

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  • vol.47 モデルハウス見学で、主婦が注目すべきポイント

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    vol.47 モデルハウス見学で、主婦が注目すべきポイント

    モデルハウスに見学に行くと、まずはデザインや色合い、インテリアなどに目が行くと思います。仕様がほぼ決まっている建売住宅に比べ、注文住宅の場合はそうしたデザインや色合いを、自分たちでかなりの選択肢の中から選ぶことができます。 自分では着ないけど、友達の服をステキだなと感じることってありますよね。同様に、仮にモデルハウスで使用されている色・柄・デザインが好みではなくても、ステキに感じるのであれば、あまり気にする必要はありません。ただ、「全体的にセンスが良いと思えない」と感じた時は要注意です。   基本的にモデルハウスは、その会社がおすすめするデザイン、インテリアの集大成となっています。ですから、その集大成を見て「センスが合わない」と感じたら、そもそもその会社とは相性が悪いと考えたほうが良いかもしれません。好みの相性が合わなければ、後々具体的なデザインや色合いを決めていく際にも、思うようにイメージが伝わりにくかったり、誤解が生じてしまったりして、家づくりがスムーズに進まなくなる可能性が高いと言えます。そのためモデルハウスをチェックする際は、全体的な雰囲気がステキだと思えるかを重視しましょう。   次に内装のチェックポイントを紹介します。床の色や質感は小さなサンプルで見るよりも、モデルハウスのように広い床面で家具を置いた状態で見た方が実際の雰囲気がつかめます。また、タイルや壁紙の組み合わせなど、気に入った内装はアップと全体を撮影しておき、実際のインテリアの打合せに活かすと良いでしょう。更に見た目だけでなく、清掃性のよい床材や壁についてもチェックしておくと良いかもしれません。 水まわりの設備に関しては、メーカーショールームで様々なタイプが見られるので、モデルハウスでは主に窓の大きさや配置、照明の種類や便利な収納のつくり方などをチェックすると良いでしょう。また、多くのモデルハウスは延床80坪前後の豪邸サイズでつくられています。それらのインテリアを、そのまま35坪前後の自宅に活かすのは無理が生じるので、建築予定の建物のスケールに対してのバランスを考えることが重要です。   モデルハウスの間取りや動線から便利なヒントをもらう 家事動線のチェックは、家の機能をフル活用する主婦の目線がもっとも必要とされるポイントです。キッチン・洗面室(洗濯機)から洗濯物を干すベランダや庭までの動線など、頻繁に移動する場所がどのような動線で結ばれているのかをチェックしておきましょう。また、その中で便利な収納アイディアなどがあれば撮影しておきましょう。   完成、構造見学会もチェックして理想のマイホームを

  • vol.43 注文住宅で未来の家に!生活に役立つIoTアイテム集

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    vol.43 注文住宅で未来の家に!生活に役立つIoTアイテム集

    ほかにもレシピを検索しておすすめ料理を知らせてくれる電子レンジ、スマートフォンで家の鍵を開閉できるスマートロックや外出先から電源のオン/オフの切り替えができるエアコン。他にも地震が起きた際に自動で点灯するライトなどさまざまなスマート家電がすでに発売されています。これらの家電を必要に応じて取り入れれば、費用を抑えてスマートホームに近づけることも可能です。   注文住宅でIoTを取り入れる際に注意すべき点は? 私たちの生活を便利で豊かにしてくれるIoT。前項でご紹介したような家電であれば、これから建てる注文住宅に取り入れることはそれほど大変なことではありません。懸念点といえばコンセントの数と設置位置をどうするかといった点だけです。しかし、次に挙げるようなスマート家電は、導入前に施工会社に相談することをおすすめします。   ●大型IoT家電 鏡に情報が表示される洗面化粧台などはコンセントとは別にその機材専用の直結電源が必要な場合があるので、大型のIoT家電を導入する際は説明書を必ず確認しましょう。   ●ソーラーパネル(太陽光パネル発電システム) 導入費として100万円以上かかります。また屋根の耐荷重や配線経路については建築会社に事前相談をお勧めします。     予算に応じてIoTを導入して快適な生活を

  • vol.39 注文住宅で建築家に丸投げはNG!デザイン重視で住みづらい家の失敗例

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    vol.39 注文住宅で建築家に丸投げはNG!デザイン重視で住みづらい家の失敗例

    映画やドラマに登場するような家に憧れ、オシャレな家に住みたいと思うかたは多いかもしれません。しかし気をつけなければならない点があります。それはオシャレな家が住みやすい家であるとは限らないということです。   当然のことではありますが、映画やドラマに登場する家は観客や視聴者に見せるための家であり、住むための家ではありません。基本的にデザインのみを重視したつくりになってしまい、住みやすさはあまり考慮されていないといってよいでしょう。もちろんそうした家に憧れること自体は悪いことではありませんが、実際に自分の家を建てるとなれば、切り離して考える必要があります。   住みにくい家ができてしまう最大の理由は 建築家との打ち合わせ不足 建築家はプロだから余計な口出しをせず、理想だけを伝えておけば後は上手くやってくれるだろう。そうした考えで家をつくると高い確率で住みづらい家ができてしまいます。なぜなら住みやすい家の概念は、基本のセオリーはあるものの、住まう人によって千差万別だからです。   依頼主の想いや意図が正確に伝わらなければ、住みやすい理想の家を手に入れることはできません。建築家に丸投げしてしまうことで具体的には次のような失敗が起こりやすくなります。   デザインと使い勝手が相違してしまう   デザインを重視するあまり、実際に暮らしてみると生活動線が悪い、収納スペースが足りない、コンセントが少ない、部屋によって日照バランスが悪いといったことも起こりえます。 実際に住む施主の生活に必要なモノ・コトはきちんと設計に反映してもらいましょう。   実際の住み心地に難あり   デザイン的に開放的なのはよかったが、大きな吹抜けがあったり仕切りの壁が極端になかったことで空調の費用が高額になった。 トイレ・バス・洗面が1部屋になっていることで長時間トイレが使えない、といった意見も。実際に住んだ時をなるべく具体的にイメージし、反映してもらうようにしましょう。   理想はかなったが 予算を大幅にオーバーしてしまう   自分が伝えた理想を全て取り入れてもらったのはよいが、当初の予算を大幅にオーバーして初期設計からやり直しに・・・なんてことも。建築家は要望に応えるのがメインの仕事であり、予算は二の次です。予算を重視する場合は、その旨を初期段階で建築家へ直接伝えるとよいでしょう。   住みやすい家の実現には打ち合わせが不可欠

  • vol.35 注文住宅の庭と屋上の選び方、それぞれのメリット・デメリット

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    vol.35 注文住宅の庭と屋上の選び方、それぞれのメリット・デメリット

    注文住宅で屋上をつくることの最大のメリットは、庭をつくる広さがない場合でも、庭と同様の場所をつくれるという点です。また立地にもよりますが、庭よりも高い位置に設置できるため、景観の良さや人目を気にしないプライベートな空間をつくり出すことができます。天気の良い夜に星空を眺めながらお酒を楽しむというのも、屋上ならではの楽しみ方といえるでしょう。   これに対し屋上をつくることのデメリットは、屋根に比べ施工費用が高額なうえ、メンテンナンスの頻度も屋根と比較すると頻繁に必要であることです。仮に約8帖ほどのスペースの屋上を施工した場合、2階から屋上に上る階段と搭屋(屋上に上がる出入口)をつくり、床材はタイルやFRP防水(バルコニーと同様の仕上)に変更になるので予算は80~100万円ほど上がります。また外壁面積も増えるため、仕上げの材料だけで屋根として仕上げるよりも3倍以上施工費が高くなってしまうのです。   またメンテナンスにおいても、屋根材は汚れを気にせず、耐久性だけで見れば20年~位はメンテナンス不要です。しかし屋上にした場合屋根材に比べ屋上の防水面は傷みやすく、防水メンテナンスは最長でも13年を目安に行わなければなりません(これはバルコニーの防水も同様です)。その分メンテナンスの回数も増え、屋根のままにしておくことに比べ、初期投資も維持費も圧倒的に高い費用が必要となります。   庭をつくることのメリットとデメリット 庭を持つことの最大のメリットは、道路や隣家と多少なりとも間隔を空けられ精神的に余裕が持てることでしょう。 さらに庭につながる開口部分を広くしても屋内のプライバシーを保ちつつ、すがすがしい眺めを手に入れることができるのは、都心部に住む誰もがもつ憧れではないでしょうか。ほかにも建物のテイストに合わせてイングリッシュガーデン風にしたり、石庭風の演出をして日本庭園風にしてみたり、建物の外観を彩る楽しみ方ができる事もメリットといえるでしょう。   次に庭を持つことのデメリットですが、まず一つめはより厳重な防犯対策が必要になることです。特に高い塀などに囲まれた庭は、外部から中の様子が見えづらく、侵入者の発見を遅らせてしまいます。防犯ライトや防犯ガラス、警報装置の設置などで対策する事をおすすめします。   二つめは、住宅密集地ではよほど大きな庭でない限り、隣家から庭が丸見えになるケースが多い点。バーベキューをしたり、日光浴をしたりする際にはニオイや目線への配慮が必要です。また、梅雨を過ぎたら芝生はこまめに雑草を抜かないとすぐに荒れてしまうため、週に1回は手入れが必要です。テラス(土間)やレンガ敷きといった、雑草の生えづらい環境を併用する、手入れのしやすい庭づくりをすることがステキな庭を保つ秘訣です。   立地条件と敷地の広さに合わせて、屋上か庭か、最適な選択を

  • vol.31 車・バイク好きの憧れ!ビルトインガレージのメリット・デメリット

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    vol.31 車・バイク好きの憧れ!ビルトインガレージのメリット・デメリット

    ビルトインガレージがあることで、車・バイク好きの方だけではなく、特に好きではなくても得られるメリットがあることをご存知でしょうか。ここではそれぞれに分けてビルトインガレージのメリットをご紹介します。   車・バイク好きな方にとっての ビルトインガレージメリット 大切な車・バイクを傷、盗難から守れる ビルトインガレージ最大の特徴は、当然ながら建物の中に駐車スペースを確保できることです。敷地が狭小の場合でも、1階部分を利用するので別に駐車場を借りる必要がありません。また、シャッターを設置して完全屋内型のビルトインガレージにできれば自慢の愛車が風雨にさらされることを防ぎ、さらにいたずらで傷をつけられたり、盗難されるリスクも大幅に軽減できます。   家の中にいながら愛車を愛でることができる 間取りによっては自慢の愛車を家の中でインテリアの一つとして鑑賞する事も可能です。また、天候や時間に関係なく愛車のメンテナンスがしやすいのも大きなメリットになるでしょう。   家族が喜ぶ ビルトインガレージのメリット 天候が悪い日でも濡れることなく車に乗れる 家族のお出かけの際に車を利用される方も多いと思います。外に駐車場があると、雨や雪の日は乗降の際に濡れてしまいますが、傘をささずに乗り降りする事ができます。また、買い物で荷物が多い時などは更に助かるでしょう。   車以外のものを置くことができる ビルトインガレージのスペースにもよりますが、スタットレスタイヤはもちろん、屋内に持ち込みづらい大きなサーフボード、自転車、キャンプ道具など湿気がさほど気にならない物を収納するのにも便利です。 また、高さに余裕があればロフトをつくり、お子さんのおもちゃを置いて秘密基地的なデザインにすることで、親子の遊び場として活用することも可能です。   税金が安くなる これは案外、気付かない方も多いかもしれませんが、ビルトインガレージの占める面積が延べ床面積の5分の1未満であれば、容積率の緩和措置として、固定資産税が安くなります。   ビルトインガレージのデメリット さまざまなメリットを持つビルトインガレージ。ですが、ちょっとしたデメリットも存在します。   排気ガスや騒音・振動など ガレージとはいえ、建物の直下でエンジンをかけるため壁面が汚れやすい、長い時間エンジンをかけておくと家の中に排気ガスの臭いがたまりやすくなります。   間取りの自由度が制限される 建物の一部を削って間取りをつくる為、面積に余裕が無い場合は1階部分のスペースが大きくビルトインガレージで占められてしまいます。敷地に余裕が無い場合は、1階はビルトインガレージと個室1部屋か洗面/風呂を設置し、2階にLDKほか水廻りを集約し、3階が寝室スペースになるケースが多いようです。 敷地の広さと家全体の間取りの使い勝手を家族で相談するする必要があります。   費用がかさむ場合がある どの程度こだわってつくるかにもよりますが、ビルトインガレージは通常の居室をつくるのに比べ費用がかかります。ビルトインガレージ内の壁などは通常の内装材に比べ高価な外壁と同じ仕上げにするためです。 また、シャッターが大型になればなるほど予算が必要になります。密閉型のビルトインガレージにする場合は、その費用や専用の換気システムの予算取りも忘れないようにしましょう。   ビルトインガレージは家族や専門家としっかりと相談することを忘れずに

  • vol.27 さまざまな演出ができる間接照明の種類と使い方

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    vol.27 さまざまな演出ができる間接照明の種類と使い方

    また間接照明はおしゃれで落ち着いた雰囲気を演出するだけではありません。使い方によっては睡眠の質を上げることも可能です。一般的に蛍光灯のように明るい照明は深い睡眠を妨げる場合があります。なぜなら人は光を浴び続けていると興奮状態が続き、交換神経のリズムが崩れがちになるからです。そこで睡眠に入る2時間前ぐらいから間接照明を利用することで、交感神経からリラックス状態へと誘う、副交感神経への切り替えがスムーズに行われます。   間接照明の種類 間接照明の種類は大きく3つに分けられます。 1. コーブ照明(天井を照らす) 折り上げ天井(コーブ)の中に照明器具を設置し、その光を天井に直接当て、その反射した光を照明に利用したものです。 2. コーニス照明(壁を照らす) コーニスとは、蛍光灯などの光源を、壁の上部に設けたコーニス(水平の細長い突出)に隠して設置したものを指し、 壁を中心にカーテン、ブラインドなどに光を当て照らします。 3. バランス照明(天井・壁双方を照らす) ブラケット照明(壁付照明)の一種で、壁に照明を取付け、正面を目隠し板などで遮る事で、 壁面と天井の両ニ方向を照らす照明で、コーブ照明とコーニス照明を組み合わせた形になります。   間接照明の使い方 間接照明は使い方によって、明るい雰囲気をつくり出したり、落ち着いた雰囲気を演出したりすることはもちろん、部屋を広く感じさせたり、高級感を出したりすることも可能です。   そして間接照明の使い方、最大のポイントは光源の角度と隠す部分の幅であり、壁や天井にどう反射させるかで、その部屋の雰囲気が決まります。光源は電球形のライトにすると、光の強さが均等になりません。間接照明に向いているのは、直管形や小さいライトがつながっているものを使うと、光源の角度の調整がしやすく、自分の思い描いたイメージを再現しやすくなります。   部屋を開放的な雰囲気にしたい場合、おすすめはコーブ照明です。コーブ照明は天井を照らす照明のため、そこにいる人の目線は自然と天井に行きます。上に行くに従って明るくなっていることで、天井が高く感じられます。またコーブ照明はホテルの部屋でよく使われていることからもわかるように、高級感のある空間をつくり出すことも可能です。   間接照明を使いつつも明るさを感じさせるのにおすすめなのが、壁面を照らすコーニス照明です。この場合、壁紙は明るいカラーを使うようにします。黒や紺といった暗めの色にしてしまうと、光の反射が減り、思ったような間接照明の効果を発揮させることができません。   またコーニス照明を、階段の足元に設置することで、階段部分だけを照らすことができるようになり、暗くてもつまずくなどの危険を軽減することが可能です。   リビングなど広がりを感じさせつつ、明るさもある程度確保したい場合は、壁面と天井の両方を照らすバランス照明がおすすめです。部屋の上下を照らすことで、暗くならずに空間を広く見せることが可能です。   部屋の雰囲気に合わせて効果的な活用を

  • vol.23 快適な暮らしを支える立役者、「窓」のプランニング3つのポイント

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    vol.23 快適な暮らしを支える立役者、「窓」のプランニング3つのポイント

      前述のとおり、採光に必要な窓の大きさは建築基準法で床面積の7分の1以上とされています。さらに窓から隣地境界線までの距離や、開口部から軒先までの距離など様々な要因でその条件が変わる為、必ずしも一律に7分の1以上というわけではありません。   また、法的な採光基準では方角を定めていないため、基準をクリアしたからといって明るく快適な空間になるわけではありません。通常、南向きに掃き出し窓などの大きな窓を設置することで室内へ多くの日光を取り込めるようにしますが、道路に面している、南側に他の家や建物がせまっている場合などは、プライバシー保護を考えると大きな窓を設置する条件に向かない場合があります。その場合は曇りガラスの採用や、大きな窓ではく小型の窓を多用するなどの工夫を検討してみて下さい。 また、西向きに大きな窓を設置すると、夏場の夕方は西日が強すぎる事があります。こういったケースでは、高窓や地窓を活用し、目線に日光が直接入らない高さに窓を設置すると良いでしょう。   採光、換気(風通し)、デザインの3つのポイントを押さえた窓の配置をすることで、家の快適性はぐんとアップします。 ただし窓を多用する、または規格外のサイズの窓を採用するとカーテン費用が予想以上に高くなってしまいます。こうした点も考慮して、しっかりと予算組をしておきましょう。   また窓の配置によってはエアコンが設置できない、家具が置けない、コンセントがつかないといったことも起こり得ますので、悩んだ時は専門家に相談することをおすすめします。横浜、町田エリアで注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問い合わせ下さい。

  • vol.19 将来を見据えた家づくり――階段は、荷物搬入時のことも考えて

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    vol.19 将来を見据えた家づくり――階段は、荷物搬入時のことも考えて

    一般的な住宅に設置される階段の種類は、一直線の「直線階段」、途中でL字に折れ曲がる「折れ曲がり階段」、途中でコの字に折れ曲がる「折り返し階段」、らせん状に連なる「らせん階段」の大きく4つに分類されます。これらの中から間取りや家の広さ、そして好みなどによって選択します。   階段を選択する際のポイントとして安全性があります。小さなお子様がいなければ問題ないと思われるかもしれませんが、将来的に自分たちが高齢者になることを考えれば、幅が狭い、勾配がきつい階段は避けたほうがよいでしょう。   では具体的にお子様や高齢者の方でも安心して利用できる階段の広さ、勾配はどのぐらいがよいのでしょう。例えば、中学・高校の校舎に設置される階段は蹴上げが180mm以下、踏み面は260mm以上で勾配は34.6度です。もちろんこれをそのまま一般の住宅に当てはめると、階段だけでかなりのスペースを取ることになりますが、安全性を考えればできるだけこの基準に近づけたうえ、手すりをつける、足元を照らす照明を設置するといったユニバーサルデザインにすることが望ましいでしょう。   また階段の種類によっても安全性は変わってきます。踊り場のある折れ曲がり・折り返し階段に比べ、直線階段やらせん階段など踊り場のない階段は落下の危険性が高くなるため、小さなお子様のいる家庭に限らず、避けたほうがより安全です。   入居時の荷物搬入経路について 階段の幅を広めにし、勾配も緩めにすることをおすすめする理由はもう一つあります。それは入居時の荷物の搬入をできるだけ楽にするためです。幅が狭く勾配がきつい階段では、非常に苦労します。特に分断できない箱型の家具や大物家電に注意が必要です。屋内で搬入経路が確保できない場合は窓から搬入しなくてはならなくなり、人力による吊り上げや、場合によってはクレーンなどを使うことになるので、余計な費用がかかってしまいます。   入居時は問題なくとも、生活をしていくと大きなものを購入する機会もあるかもしれません。そうした際の搬入経路も考慮したうえで、間取り・階段の設計をすることをおすすめします。   住宅ローン審査も考慮した設計を

  • vol.15 子供部屋の間取りとレイアウトの賢い考え方

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    vol.15 子供部屋の間取りとレイアウトの賢い考え方

    次に子供が二人以上いる場合は、子供のプライベートな時間について考えてみましょう。子供は成長します。成長の過程で一人になる時間が大事なのは多くの親御さんも経験済みです。一人っ子の場合は子供部屋に行けば一人になれますが、兄弟(姉妹)がいる場合は、子供部屋が一つしかなければ一人になることはできません。そこでポイントは一つの部屋を共有するにしても、プライベートスペースを上手につくってあげることです。   レイアウトのポイントはベッドの配置です。小学校低学年位までは2つ並べて設置する。少し大きくなってきたら両方のベッドを頭合わせにして縦に配置し、互いのプライベートなスペースを分ける。もう少し成長したら部屋の端と端に配置して中央で仕切れるようにするなど、年齢に合わせてベッドのレイアウトを変えることで一つの部屋でも色々な使い方ができます。   部屋を仕切る簡易的な方法としては、本棚や可動式収納など背の高い家具を仕切り替わりにしたり、その時の状況によって可変性をもたせたい場合には、部屋の中央にロールスクリーンを設置することも、容易に仕切ったり開放することができるのでおすすめです。 子供はあっという間に成長します。小さい頃であれば仲良く一つの部屋で問題ありませんが、性別が違う場合には特に、思春期までには自室を用意できると良いと思います。   そこで将来的に共有部屋を簡単に2つに分けられるよう、新築時から仕切り部分を引き戸で仕切る。または後から部屋を壁で分断したい場合は、初めから入口ドアを必要な数だけ用意し、部屋を分断した時の家具のレイアウトをイメージして、窓の位置、照明や付随するスイッチ、コンセントの位置を新築時に考慮しておくことで、リフォーム時のコストや不都合を大幅に抑えることができます。横浜、町田エリアでお子様の成長に合わせた快適な住まいつくり注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問い合わせ下さい。

  • vol.11 家庭円満は食にあり!注文住宅だからこそできるキッチンのこだわりかた3つ

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    vol.11 家庭円満は食にあり!注文住宅だからこそできるキッチンのこだわりかた3つ

    セミオープン型とは、キッチンの一部が壁に接している対面キッチンを指し、I型・L型が主流です。中でもI型は省スペースで効率的なキッチンとして、一般的な戸建てやマンションで一番多く採用されています。   ・アイランド型 独立型キッチンは料理に集中でき、料理の匂いがダイニングに流れにくくなります。しかし、料理をしながらリビング・ダイニングの様子が伺えないため、コミュニケーションを重視する方には不向きな型になるかもしれません。   最終的には、リビング・ダイニングを含めた全体の広さや間取り、導線なども鑑みたうえで、もっとも適した形状を選択すると良いでしょう。   システムキッチンとオーダーキッチンの違いとは? どのような型のキッチンにするか決まれば、次はデザインです。大きくシステムキッチンとオーダーキッチンの2つに分けられます。   システムキッチンは、メーカーが用意したいくつかの型ユニットとパーツを組み合わせて一体化させたものです。比較的低価格で、汎用的な使い勝手がよく研究されている為、一般的な戸建てやマンションの多くで採用されています。また、オプション部材が多数用意されているので、予算に応じたカスタマイズも楽しめます。   これに対してオーダーキッチンは、一般的にシステムキッチンの倍以上の予算がかかりますが、こだわりの水栓・天板・引出の寸法など、細かく好みを反映させることが可能になります。独自のこだわりを貫き通したい方は採用してみて下さい。ただし、オーダーキッチンは専門のコーディネーターがいないと使い勝手が悪くなってしまったり、輸入部材を使用した場合は納期が間に合わなかったり、説明書が英語でうまく配管ができなかったりと、色々な問題が考えられますので、時間に余裕をもって打合せに臨むようにしましょう。   [その2]キッチン本体の機能面に細かくこだわる キッチンの形状、デザインの選択が決まれば次はキッチン本体の機能面です。ガスコンロにするか、IHにするか、食洗器はどういったものにするか、シンクの配置や大きさはどうするかなどを検討していきます。調理器具が多く、収納する容量を最大限確保しておきたいという人は、収納を最大限に活用できるオプションユニットの採用なども検討してみましょう。その他、使い勝手と清掃性の良し悪しも忘れずにチェックして下さい。   キッチン選びで失敗しないために システムキッチンにしてもオーダーキッチンにしても、想像と実物ではイメージが異なる場合もあるため、ショールームなどで実物を見ることをおすすめします。また知り合いでシステムキッチン、オーダーキッチンを使っている人に使い勝手などを聞いてみるのも良いでしょう。ポイントは、デザインにこだわりすぎて、使い勝手や清掃性のチェックがおろそかになっていないか? また、あれこれ足しているうちに、高級車を軽く買えるほど予算が膨らむのがキッチンなので、採用したい優先順位を整理することなどが大事なポイントです。   [その3]収納スペース、パントリーなど使い勝手と配置にこだわる 最後のポイントは、機能的かつスッキリと片付くダイニングキッチンをつくる事です。せっかくこだわったキッチンも、乱雑な空間になってしまえば全てが台無しです。必要なものを、使いやすい場所に、どのように収納するかを考えましょう。例えばパントリーは、必ずしも広くなくとも問題はありません。週末しか買い物に行けない、お酒が好きで常にワインを何本もストックしているなど、まずは収納したい物を事前にしっかりと把握しておきましょう。収納したいものに合った大きさの収納スペースを、使い勝手の良い場所に配置できるよう、パントリーの位置を設計段階からきちんと検討しておくとよいでしょう。使い勝手のよい収納は、キッチンを散らかりにくくしてくれます。   こうした自身の生活スタイルに合った収納を自由に配置し、組み合わせる事ができるのも注文住宅ならではです。 注文住宅を検討する際は、デザインだけでなく、キッチンまわりの導線設計にもこだわって検討するようにしましょう。横浜、町田エリアで注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度「マルビシ」までお気軽にお問い合わせ下さい。

  • vol.7 注文住宅なら地元密着の工務店を選べばメリットがたくさん!

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    vol.7 注文住宅なら地元密着の工務店を選べばメリットがたくさん!

    ハウスメーカーは基本的に同じ品質のものを大量につくることに長けています。しかし汎用性のないオリジナルデザインや自社のセオリーにない設計は得意ではありません。また取引のないメーカー品の使用はできないなど、融通がきかないというデメリットがあります、 これに対し特に古くから地元に根差している工務店は、例えば狭小・変型住宅といった特異な住宅建設であっても柔軟に対応することが可能です。お客様の細かい注文に応えられる得意分野を持った工務店が多く、自分がつくりたい家の希望と合致する施工事例の多い工務店を選べば、より理想に近い家を建てることが可能です。 地元密着ならではのメリット 地元密着型の工務店とハウスメーカーの比較において、注文住宅をつくるのであれば工務店にメリットが多いことはおわかり頂けたと思います。しかし工務店のメリットはほかにもあります。ここで簡単にご紹介します。 [メリット1]施主の要望に細かく答えてもらえる 工務店はハウスメーカーのように住宅建設のプロセスがメーカーほど細かく仕組化されていません。その分、デザインや仕様の自由度が高いため、施主の希望を最優先し、細かい要望にも応えることができます。 [メリット2]自分たちの家をつくりあげていくプロセスを実感できる 家づくりに必要な期間は契約から引き渡しまで少なく見積もっても約半年はかかります(契約~着工まで2ヶ月、着工~引き渡しまで4ヶ月)。この間、施主は自分の家であるにもかかわらず、打ち合わせの回数も少なく流れに沿って気づいたら完成していたというのでは、満足度も低くなってしまいます。工務店はハウスメーカーに比べ、一度に担当している件数も少ないこともあって、フットワークも軽く、細かい打ち合わせや施主の疑問点、不安点に対してもしっかりと対応できるため、自分たちの家をつくっているというプロセスを感じられ、相対的に満足度も高くなります。 [メリット3]地元密着型は信頼が命なので、長く続いている工務店なら安心

  • vol.3 優良工務店(施工業者)に出会うためのアドバイス

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    vol.3 優良工務店(施工業者)に出会うためのアドバイス

    その名の通り、設計に特化した事務所で、設計から施工管理までを請け負い、施工自体は提携している工務店が行うのが一般的です。 設計事務所に依頼するメリットは、変形地や狭小地などといった土地であっても柔軟に対応してくれる点、建築家が施主の理想やこだわりに合ったデザインをスタイリッシュに表現してくれる期待値が高い点です。 デメリットは施工費用、設計料のほかに、監理料などもかかり、さらにデザイン性を優先した結果、既製品を使用しないことも多いため、意図しないところでトータルコストが高くなりがちです。また、事務所によっては設計契約と施工契約を分けている場合もあり、その場合建物引き渡し後に瑕疵(かし)や問題があった際の責任の所在がはっきりとせず、問題解決が長引いてしまう場合もあります。 工務店を選択する際のチェックポイント ここまでご説明したように、それぞれに特徴やメリット、デメリットがあります。しかし総合的に見て、お得に注文住宅を建てるのであれば工務店だ!と思った方に、良い工務店を選択するための5つのポイントをご提案します。

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