vol.1 注文住宅を検討する時、何から始めればいいの?
注文住宅のイロハ
夢のマイホーム購入。憧れのアイランドキッチン、大きなリビング、開放的な吹き抜けなど実現したい夢がたくさんある方は、初めから仕様や間取りが決まっている建売ではなく注文住宅がおすすめです。そこで今回は注文住宅の工務店「マルビシ」が、注文住宅を検討する時に、何から始めればよいかについてご紹介します。
注文住宅を検討する際にやっておくべきこととは?
土地と建物の予算把握と相場を調べましょう
予算も何も決まっていない状況でハウスメーカーや工務店、設計事務所(建築家)に相談に行っても、具体的な話はできませんよね。まず現在の収入、支出を把握したうえで自分たちがどの程度の予算を準備できるのか、頭金として用意できるのはいくらなのかなどを整理してみましょう。
その次に「土地+建物」の相場を探りましょう。住みたい街の土地相場を調べておくと、建物にかけてよい予算が見えてくるので、事前に調べておくことをお勧めします。土地相場の調べ方については、次のコラム「vol.2 土地選びで事前にチェックしておくべきポイントとは?」もあわせてご覧下さい。また、土地を契約する時や建物を契約する際、仲介手数料(土地代の3%+α)や建物契約金など意外とまとまった金額が必要となるため、頭金を貯蓄する、もしくは準備する方法を考えることも必要です。
どんな住まいにしたいのか機能や間取りなどを書きだしてみましょう
設定した予算内でどんな住まいにしたいのかを考えていきます。間取り、デザイン、部屋数などについてご家族で案を出し合って書き出してみましょう。
このとき気をつける点は優先順位をしっかりと決めること。漠然と希望だけを言い合っても収拾がつかなくなってしまいます。まずは絶対必要な部屋数や広さを決め、その後に希望を加えていきましょう。例えばアイランドキッチンだけは譲れない。家庭菜園ができる庭の広さは確保したい。スペースがあるなら2帖でも書斎が欲しい。ウォークインクローゼットを設置したいなど、それぞれにこれだけは譲れないといった案を出し、整理しつつ優先順位を決めていくと良いでしょう。
実際に新築住宅を見てイメージを具体的にしてみましょう
予算が決まり、どんな住まいにしたいのかイメージがわいてきたら、実際に新築住宅を見てみましょう。特に古い戸建て住宅やマンションなどにお住いの方には最近の住宅事情を知る良いきっかけになると思います。一番良いのは、家族や友人の家などで、ご自身の計画に近いスケール(等身大)の新築住宅を見ることです。それが叶わない場合は住宅展示場などにいってみるのも良いと思います。
ただし、住宅展示場にある住宅の設備や間取りは大きめ(豪邸)なので、そのまま参考にするとスケールアウトする可能性も……。インテリアのインスピレーションをふくらませたり、様々な会社の特徴を比較したり、必要な情報を選んで参考にするのがおススメです。
実際の家を見ると、自分たち家族にとって必要なもの、不要なもの、これは取り入れたいといったものの具体的なイメージが膨らみます。そしていくつかの家を見たうえで、改めて予算・広さ・間取など家族で話し合ってみて下さい。家は家族で住むので、家族間で希望や優先順位の共通認識を持っておくことが、スムーズに理想の家をつくる第一歩となるでしょう。
信頼できる施工業者を見つけるために情報収集をしましょう
予算がほぼ明確になり、建てたい家のイメージが具体的になっていれば、業者の担当者や建築家と情報の共有がしやすくなり、誤解や齟齬が生まれにくくなります。ここから施工会社選びのスタートです。もし細部にまでこだわった注文住宅を考えているなら、そのこだわりを得意とする工務店や気になった建築家のいる設計事務所に相談に行ってみましょう。
施工依頼先を選ぶ一番のポイントは信頼性です。なんとなく家から近いから、大手だからといった漠然とした理由で選んでしまってのちのち後悔するといったことのないよう、しっかりと情報収集をして下さい。
どういった業者や建築家が信頼できるかですが、住宅専門誌やホームページなどをみて興味の持てる施工事例があれば、実際に会って話をしてみることをおすすめします。話をして疑問や不安に思うことがあったらどんどん聞いてみて下さい。そして金額や仕様のことだけではなく、対応してくれたスタッフとの相性、また、その会社がどのような姿勢で家づくりに携わっているのかは特に重要です。家は人の手でつくられます。同じ仕様・同じ間取であっても会社やスタッフの気持ちや姿勢が大きく品質を左右するのがモノづくりです。また、建物を引き渡された後も、永く良いお付き合いができる会社かどうかの見極めも大切です。色々と質問しながら納得のいく説明や手ごたえが得られれば、信頼できる会社として前向きな相談に進んで良いと思います。
土地を選びましょう
信頼できる施工業者を探すとともに、土地探しを始めましょう。土地の条件によって建物の金額や可能な間取りは大きく変わるため、土地無しで建築相談を先走りすぎると、土地が決まった時にふりだしに戻ってしまいます。具体的な建築相談をする為にもまず土地選びが必要です。
また、その土地を検討する際に信頼できそうな施工業者候補が決まっていれば、参考プラン(間取り)を依頼して、その土地にどのように希望を反映できるか相談をする事もできます。立地や価格だけではなく周辺環境なども考慮して慎重に選ぶようにして下さい。土地選びについては、次のコラム「vol.2 土地選びで事前にチェックしておくべきポイントとは?」もあわせてご覧下さい。
施工会社・設計士との円滑なコミュニケーションがポイント
注文住宅を建てるうえでもっとも重要なことは、相手としっかりとコミュニケーションを取ることです。そのためには自分たちがどういった家をつくりたいのかといった具体的なイメージを持っていたほうが、無駄な手間もかからずスムーズに進みます。自分たちの熱意をしっかり受け止めてくれる施工業者や設計士に巡り合うためにも、家族で話し合いを行い、できるだけ要望は整理しておきましょう。横浜、町田エリアで注文住宅をご検討中の方は、ぜひ一度、2×4工法(ツーバイフォー工法)による注文住宅8,000棟の施工実績を持つ横浜の「株式会社マルビシ」までお気軽にお問い合わせ下さい。